読者0太郎のブログ( ᷇࿀ ᷆ )

徒然なるままに…型月作品に関する考えを述べる

とっとこエヴァ太郎( ᷇࿀ ᷆ )

この読者0太郎のブログは型月関連の記事を主に書いています。

型月以外の記事をあげるなんて言語道断と以前の私は思っていました…しかしここで最初で最後の掟破りをさせて下さい!

昨日「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を見てしまったんです!!駄目なんです!!この場で思いの丈をぶつけさせて下さい!!おんぎゃああああ!!!

 

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トピック毎に考察だったり感想だったりが入り混じったカオスな内容になりますがそれでも良いと言う方だけ読んでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

①ゲンドウの目的ってなんだったの?

 

ゲンドウの目的は新劇でも他のルート(旧劇、アニメ、漫画)と変わらずユイとの再会でしたね…
破で登場したネブカドネザルの鍵は旧劇と名前変えてるだけでアダムの魂なき肉体と思われます。
新劇の場合は何故かアダムが4人いるからアダムスという呼称が正式ですね。
アダムス=神となればガフの部屋(魂が還る場所)への扉が開く。鍵はそうゆう意味としての揶揄かなぁと思います。
ゲンドウはアダムスと融合し覚醒した13号機(アダムスの生き残り)に搭乗し、使徒としてのアスカやリリスの分身たる覚醒した初号機などなどを用いてアディショナルインパクトを起こそうとしたのかなと。
これインパクト全般に言えることがですが発生条件やパターンが沢山あって分かりづらいです!その中でもアディショナルインパクトは一番条件が多くて分かりづらかったですね…ほにゅ〜🥺

今までの旧シリーズだとインパクトの最中に神の力がシンジに委ねられ、みんなLCLになって一つに溶け合おう新たな生命に進化しよう案を選びかけるんだけど、やっぱ思い直して進化はやめて元の人間の世界に戻ろう案をとるみたいな抽象的な感じだったんですが、新劇ではどうやらマイナス宇宙へアクセスして虚構ゆえになんでも創造できちゃう世界(神の世界)でその世界に入った依り代の願いを叶えるみたいな解釈に変わっててびっくりしました。
そこでシンジはネオンジェネシス(新世界の創造)でエヴァのいない世界を創造しちゃうわけですが。
旧シリーズの解釈よりしっくりきて自分はこっちの解釈が好きです。

 

②カシウスの槍って何だったの?

 

新劇で初めて登場したキーアイテム!カシウスの槍!ロンギヌスの槍とカシウスの槍、二つの槍で世界をやり直ーす!なーんて言われてほぁっ!?って最初はなったけど結局神の力に頼らず人間達だけの力で作り上げたヴィレの槍が大活躍したせいでカシウスはその影に隠れてしまいましたね…破のニアサーを止めたカシウスの槍。ロンギヌスの槍はアンチATフィールドの力を増大させ生命をLCLに変えてしまう力があるのでサードインパクトの儀式には必要不可欠でしたがそれを止めたカシウスの槍には逆の力が宿ってると推測されます。

そもそもロンギヌスの槍デストルドー、生命が生まれる以前の状態に還りたいという方向性、言い換えれば死に向かう力が宿るとされています。

カシウスの槍はその逆リビドー、生へと向かう力が宿っているのでは?と思っているんですが結局具体的に何ができるのか言及されずじまいでしたね😢

 

③ゼーレの目的とは?

 

ゼーレの目的もゲンドウと同じ補完計画ですがその内容は些か異なります。

彼らは新たな生命体への新生を望んでいます。

元々この地球の正当な支配者はアダムス(白き月)だからリリス(黒き月)から生まれた我々は偽者!だから一旦魂を白き月に還してそこからアダムスの子として生まれ直すんだ!

これがざっくりとした彼らの補完計画。

それがサードインパクトで果たされるはずでした。

ゼーレはQで目的は果たしたからあとは好きにしなさ~いって感じだった気がするのでサードインパクトでシナリオは完遂されたものと思っていました。
でも今作で加持がサードインパクトを止めたっぽい描写あったしサードも完全だったわけではないと思ったがゼーレの人類補完計画ガバガバ?大丈夫?って思ってしまいました。

 

④裏死海文書外典ってなんですか?

 

死海文書って旧シリーズだとアダムの民(白き月)が地球へ向かう長い旅の中、LCL化した自分達がどうゆう姿だったのか忘れないようにアダムの代表者たるカヲルくんが書き記したものだったと記憶してたんですが、色々未来のことやリリスロンギヌスの槍を突き刺してサードインパクトを起こしアダムへの贖罪としろみたいなゼーレの思想の根源ともなることも裏死海文書に書かれてたとしたらループ説が囁かれるカヲルくんがループするごとに裏死海文書に書き足してたりするのかなとか妄想が広がりました。
今作でも「円環の物語」とか言ってたしもうループしてるのは確実かなぁと思ってます。
そして旧作にはなかった裏死海文書外典なるもの、リリスとの契約が"掟の書"?、アカシックレコード的な意味合いを持つこの世界の全てがそこには記されている?"生命の書"、生命の書は"運命を仕組まれた"子供たちの名前が載っていると推測しました。カヲルくんもそこでシンジの名前を見つけたと言ってるし。
カヲルくんはゼーレの駒としてふるまうフリをして実はゼーレを操ってたのかなと。だとすると加持はゼーレとネルフの二重スパイだからカヲルくんのことを渚指令と呼ぶのも頷ける。加持はカヲルくんからこの円環の物語について聞かされていたからシンジに「葛城を守れ」とか色々アドバイスしてたのかなぁと直感ですが感じました。
ワンチャン加持もループしてる?とか勘ぐってしまいましたし😅

 

 

⑤アスカの名前の秘密

 

そしてなぜアスカが惣流ではなく式波だったのか…この謎も明かされましたね。
新劇の世界ではオリジナル(惣流)が恐らく何らかの理由で死んでしまった?パイロットとして使えなくなったから?
そこは定かではありませんが、弐号機はアスカの母であるキョウコの魂が宿っています。なのでそれを動かせるのはアスカだけ。代案としてクローン計画くらいあってもおかしくないかと思いました。

 

⑥14年後のシンジの周りの人物たち

 

新劇がQで急に14年後になり登場人物がみんな歳をとってしまったのが最初は困惑しましたが旧シリーズを良い意味で壊してくれる新しい試みが新鮮で僕は好きでした。
今回もケンスケやトウジやヒカリの14年後の姿を観れてもう思い残すことがありません😭😭😭

みんな無茶苦茶大人になってて(大人になるしかなかった)今のシンジとの対比がとても刺さりました。
第三村でシンジの心の再生と成長にかなりの尺を使ったことでラストの説得力が増して個人的には2時間半正解でした!!
黒レイがいちいち俺を泣かせにくる、、、やめろ、、、😭😭😭

 

 

ミサトさんは母親になれたよ

 

ミサトとシンジの関係が最高に最高でもう最高でした(語彙)

旧劇でのミサトとシンジの別れがどうにも救われなくて最後まで母親にはなれなかった、、、あのシーンは当時10代の僕にトラウマを植え付けました😡

しかし新劇では「14年」という時間のおかげで2人はまた向き合うことができました。

シンジがミサトの息子と会って少ししか話してないけどいい奴だったよ!別に泣くとこちゃうやろっていうなんて事ないシーンなんですけどねもう涙が止まりませんでした。ボロボロ泣くっていうよりツーって静かに泣くって感じでした。旧シリーズでも序破Qでも二人は幾度となく衝突してきました。ここですべてが報われました。ありがとう…ありがとう…

 

⑧マリの正体は?

 

そして一番はマリです!!!マリ!!おっぱいの大きなお姉さん!!
マリは漫画版の夏色のエデンに登場するユイの後輩が新劇のマリのモデルとなっています。
マリの目的がずっと謎でしたが冬月が口にしたイスカリオテのマリア(裏切りの聖母)で何となく分かりました。
冬月はエヴァの生みの親(聖母)とも言うべきユイも参加していた人類補完計画をマリが阻止するべく動いていたこと。ネルフを裏切りヴィレについたことを揶揄してそう呼びました。
マリが確か懐かしいねその名前的なことを言ってた気がするのでかなり前からマリはゲンドウ達と対立していた模様。
マリはユイのことが好きでした。そんな人を裏切ってまで乗るエヴァ。果たしたい目的とは?
ユイは初号機とのシンクロ実験の前にゲンドウのことを冬月に託した話は有名ですが、シンジのことを実はマリに託したのでは?
マリの目的はユイの約束を果たすこと=シンジを助け、見守ること。
ただそれだけのために動いていたのではないか? そう思えてなりません。
漫画版の最後でユイがシンジに言った「世界中の人たちの幸せをあなたが守るのよ」の台詞から
恐らくユイはシンジがエヴァに乗ることを予期していたのではないかと思います。
マリはユイの約束を果たし見事マイナス宇宙からシンジを助け出しました。
マリの円環の物語参戦は旧シリーズから新劇へのルート分岐の決定的な違いの一つだと思っています。

因みにシンジとマリのカップリングはナシ派です。
僕の中でユイはシンジの旧世界の母だとするとマリはシンジの新世界の母?的な感じです。

たかが大学時代に恋した人とした約束のためにその子供(他人)を無償で助けようとするぅ?
って思う方は冬月さんという例がいることをお忘れずに。
(まぁ冬月さんはゲンドウを支えるふりして苦しむゲンドウをみてニヤニヤする楽しみがあったので無償ってわけでもないが)

 

エヴァの呪縛について

 

Qでアスカが14年経っても見た目が変わらない件について「エヴァの呪縛」と口にしていました。
破で参号機に精神汚染されたアスカやニアサーを起こしたシンジくんに対し、リツコが「人に戻れなくなる」と口にしていることから
エヴァが人の理を超えようとした時に搭乗者に何らかの影響を与えるのではと推測しています。
マリもユイやゲンドウと同じ大学の後輩だったということを考慮すると彼女の年齢は40は超えていると思われますがあの容姿。
マリもエヴァの呪縛に囚われていると思われます。マリの初登場時は破でネルフユーロ支部エヴァパイロットとして仮設五号機に搭乗し第三使徒と交戦している様子が描かれました。
マリは夏色のエデンでユイと離れイギリスに留学すると言っています。
そしてリツコ達ですら知らないエヴァの裏技「コード:ビースト」を知っていることから推測するに
イギリスでかなり初期からエヴァの開発に携わっていたのだと推測できます。
ユイが初号機のシンクロ実験で命を落としたように、マリもエヴァの何らかの実験の被験者となり
その際にエヴァの呪縛に囚われたと考えても設定に不自然さはありません。

アスカしか動かせないはずの弍号機をマリが動かせたのも旧シリーズでカヲルくん(アダム)が弍号機を動かせたように、エヴァの呪縛(人の理を超えた力)のおかげやもしれません。案外アダムスに近い力を持ってたりするのかも。

そして加持との面識もあることから今思えばゼーレ寄りの存在でゲンドウの補完計画を止める名目で密入国したのやもしれませんね。
(ゼーレの補完計画とゲンドウの補完計画の中身は全く違うものなので)

 

 

⑩ラストについて

 

新劇のラストについてですが今までのエヴァシリーズと決定的に違うのはシンジが今までの”縁”を捨てたことだと思います。
カヲルくんがQで言ってた”縁”が君を導くだろうって台詞からも分かるとおりエヴァとシンジ他運命を仕組まれた子供達の縁、運命力というものは円環すればするほどシンジ達に収束していきます。
アニメ版や漫画版の最後にはその縁を使って自分に都合の良い新世界を創造したりしていましたね。
(旧劇はシンジくん殻を破りきれなかったので例外ですが)
今回はそのエヴァがあったからこそ繋がれた縁を全て捨てる。エヴァが最初からなかったことにしたい。という今までのどのルートにもないシンジの願い。これはループするカヲルくんの呪縛をも解くものでした。
だから新世界ではレイやカヲルやアスカ(エヴァという縁があったからこそ繋がれた人たち)とは他人です。
だからといってシンジは一人かと言えばそうではなく唯一その出来事を覚えてるマリがいる。
旧シリーズには全く登場しなかった物語を良い意味で壊してくれる新しいキャラクターをあえてシンジの傍においたのには意味があったのだと思います。

最初に戻るのではなく前へ進む。

4半世紀にも及ぶ物語はやっと幕を閉じました。

 

 

おまけ①

 

ここからはおまけでこれまでのサブタイトルの意味を僕の解釈で考察してみます!

 

:序 雅楽の楽章の構成手法としての「序破急」か序らきていると推測


:破 雅楽の楽章の構成手法としての「序破急」の破からきていると推測


:Q カヲルくんとシンジがピアノ連弾で披露したQuatre Mains(四本の手)という曲の頭文字と「序破急」の急とをかけてQというサブタイトルにしている?


:ll これまでのタイトルにコロンがついていることからあくまでエヴァのサブタイトル(言い換え)という意味合いが強いのでここではコロンから先の記号について考察する。演奏記号の終止線。曲の終わりを表す記号。すべてのエヴァシリーズの終わりともとれます。コロンも含めると演奏記号のリピート(繰り返し)ともとれるので裏の意味として繰り返される円環の物語の終焉といった思いもこめられていそうですね。

 

おまけ②

 

主題歌も私なりに考察してみました!

 

 

:序と:破の主題歌「Beautiful World」

 

序と破を通してカヲルくんが気に掛けるシンジ。
ループを思わせる台詞の数々。
一人称僕で相手のことをBeautiful boyと呼んでる。
このことからカヲルくんからシンジへの想いが込められた曲に私は聞こえました。

 

 

:Qの主題歌「桜流し


宇多田さんは脚本ちらっと目を通した程度でQの展開を知っているわけではない。そのうえで書かれた曲なので誰が誰に宛てた想いっていうのは基本ないとおもいます。
でも自分はニアサーで助けたはずのレイがいない自分1人だけ生き残ってしまったシンジからレイへの気持ちに聞こえました。

 

 

:llの主題歌「One last kiss」


ゲンドウからユイへの想いは映画の中で存分に語られているためユイからゲンドウへの想いは主題歌に込めたように私には聞こえました。
でも「私だけのモナリザ」という歌詞からマリからユイへの想いにも聞こえなくはないとも思ってしまいます。モナリザのモデルにはいくつかの説がありそれらの共通項に最愛の人、大切な人を描いた可能性が高いとされてます。
ダヴィンチは同性愛者だと言われてることから何かマリとも重なる気がしてどうしても引っかかるんです。いづれにしても神曲なので無限にリピートしちゃってます😭🙏

 

 

【ネタバレだらけ】HF三章感情爆発おじさんの独り言

8/15から公開された劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]第三章 spring song

既に観られた方如何だったでしょうか?

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僕はこの映画に点数をつけるとすると100点満点中10000000000000点と付けます!(言語能力崩壊)

上映中は7回ほど泣きじゃくり周りの方にいぶかしげな目で見られた自分でも気持ち悪い限界オタキでした。

今回はそんな僕の感想というか駄文をただひたすら書き記していこうと思います。

 

①まずは須藤監督へ

僕個人がもうちょっとこうして欲しかったなと思う点

 

・慎二の殺人現場に士郎がきて臓硯と会話するシーン
原作だと士郎が臓硯にぶち切れてありたっけの魔力込めた一撃を壁にぶちこんで臓硯の使い魔を退散させるんだけど映画だとライダーの鎖の短剣でずぶりとやられてああ…ってなりました。

でも話の流れを簡潔にするにはしょうがないし納得はしてます。僕個人は士郎が感情的になるシーンが好みなので…

 

・ライダーが士郎を一時のマスターと認めるシーン

ここ原作だと人差し指を唇にあてて可憐にほほ笑むライダーさんなんですよね。

僕プレイしてた時あまりのギャップにドキッ!おかわわわわ!ってなってしまって以降HA含めライダーさんが好きになった滅茶苦茶思い出深いシーンが劇場版ではなかった。まぼりんは絶望した。

 

・最終決戦に赴く直前、士郎が家の中に桜の面影を視るシーン

ここって士郎がアーチャーの腕を移植した直後から段々アーチャーに侵食され人間としての機能を少しずつ失っていって聖骸布解放後は脳への記録すらできなくなって過去の思い出すら消えてしまってるのに桜の面影だけは鮮明に思い出せる。

だからこそ「呆れたこんなに、俺は桜が大切だったのか」という台詞が余計刺さる。

そんなシーンなんですが映画だと士郎が記憶をどんどん失っていく脳への記録ができなくなっていく少しずつ士郎が狂っていくって描写が少なくて原作未履修勢?初見分かるか?って思いました。

もうちょっと士郎が狂っていく様を描写してほしかった…まぁ尺の都合上しょうがないのかもですけど。

 

以上三点です。

逆に言えばこの三点以外は全てにおいて完璧でもう非の内どころのない作品でした。

ここからは②僕が泣いた7つのシーンについて

 

イリヤが黒桜と一緒に衛宮邸から去る間際のシーン

「じゃあね今まで楽しかったよお兄ちゃん」

う”っ!まずここでポロリ。あのイリヤの表情が絶妙過ぎて見事にやられた。

ここって士郎に火をつける重要なシーンですよね。

 

バーサーカー戦で士郎が聖骸布を解放したシーン

「EMIYA」か「 消えない想い」が流れると反射で涙って出ませんか?

あっ僕だけですね。はいすいません。

今回もご多分に漏れず自然と涙が…そしてその後鳥肌がぶわわわ~

「荒野」から大空へと飛び出してく士郎はとても印象的でした。(エミヤと士郎の無限の剣製の詠唱の差を想いながら)

余談ですが原作だとバーサーカーが消える寸前、お前が守れと言っている気がしたっていう描写なんですけど、映画ではきちんとバーサーカー本人に言わせてるのやはり映像化ならでわだなぁと感じました。

どうしても文字ばかりの原作を映像化すると情報量は原作が勝ってしまう。

そこを如何に補完するか。監督の腕の見せ所ですね。

 

・最後の決戦前にイリヤが士郎をなでるシーン

はい!終わり!涙腺崩壊!イリヤお姉ちゃん…ううう

多分ここで泣いた人は少数派かもしれません…

イリヤに士郎がこれが終わったらこのままうちで暮らさないか?って誘うシーン
2章でカットされたのかと思ったけどここで持ってくるんかいってなって衝撃と感動!本当須藤監督好き!神です!

 

・黒セイバーが士郎にアゾット剣でどどめを刺される時、一瞬セイバーに戻るシーン

ここね。ずるいよ。原作だと士郎がここで心の葛藤がむっちゃあってこちとら読んでるだけで苦しいんですよ。でも映画ではそんなのいちいちクソ真面目に説明してられない。さっきも言いましたが情報量で勝る原作に映像で如何に補完するか。あの黒セイバーの台詞とそれを聞いた士郎の表情。もうあの一瞬だけで原作と同等の感情になったし自然と瞳から汗ダラダラ~ぐるじ~

余談ですが黒セイバー戦の初めに士郎が「俺は桜を助ける、そのためにお前は邪魔だ」とハッキリ言い放つんですけどそれに対しニヤっと微笑むんですよね黒セイバー

ここオリジナルのシーンで個人的な解釈なんですが彼女はどこか心の根底で反転してしまった、士郎を裏切ってしまった自分を悔いていて
そんな自分を罰せるのは士郎しかいない。そんな相手に初めて明確な敵意を示されて
「やっと本気になってくれましたかシロウ」ってな感じで自然と笑みが零れたのではないかなと。

 

・凛が勝負を投げて桜を抱きしめるシーン

原作で一番泣いたシーンだっただけにこれは絶対泣くなと最初から確信していましたが

想像以上の号泣ぶりで自分でも引いてしまった。

凛が僕の中で永遠の推しに昇華された思い出深いシーンだったので映像化をこの目で観れて本当に良かった…

「そのリボンずっと着けていてくれて嬉しかった」この言葉が特に好きです。

自分の死すら厭わずただ目の前の妹を救ってやれないことだけを悔いている凛。

桜は今まで自分は家族から愛されていない何も持っていないと思っていましたが

こんなにも愛してくれる家族が目の前にいたことを初めて知りました。

原作をFateルートからプレイしてるとよく分かるんですが凛って桜のこと滅茶苦茶気にかけてるんですよね。表に出さないだけで無茶苦茶桜のこと好きなんですよね。その伏線がこの瞬間回収されてボロボロ無限に涙が出ます。

オリジナルのシーンで凛と桜の幼少期のポーカーで遊ぶシーンがあります。

付箋の貼ったトランプのルールブック
多分桜はポーカーのルールを相当勉強したんでしょう。
そしてやっと完成した役、ワンペア(確か?)を桜は満面の笑みでお披露目!
でも凛の役はワンペアを上回るフルハウス(確か?)、この時凛は困った顔をします。
このシーン多くは語られませんでしたが多分凛は折角頑張った桜に自分があっさり勝ってしまうのは申し訳ないという気持ちと桜にはずっと笑顔でいてほしかったという凛の心情が描かれてるのかなと。凛の頑張った人間には報酬がないと不公平主義(つまり情に厚い)が垣間見えたシーンでもありますよね。

 

・士郎がイリヤに生きたい?と聞かれ「生きて…いたい!」と答えるシーン

士郎が心の底から生きたいと願うシーン。魂の叫びのようにも聞こえる。

流石にここで泣かない人は人間じゃありません(超偏見)

FateUBWルートの士郎からは想像できないシーンだと思います。

そもそもStay NightはFateUBW→HFと主人公の士郎がユメ(理想)→エゴ(自我/自愛)に

寄っていく物語だと個人的には解釈しています。

原作だとこの部分は-------------ってなっててハッキリ生きたいと

士郎が言ってるシーンはないんですが
映画だとはっきり言っててああ…改めて桜を選んだんだなって
士郎はロボットなんかじゃない!

理想(借り物)を捨ててエゴ(自分)を選んだ!"人間"だ!と分かるシーン。
勿論その後イリヤが”門”を閉めてアイリと再会するシーン(幻想?)までセットでずーっと泣いてましたよ。ううぅぅぅ…

 

・桜と士郎が同時に桜の中に足を踏み入れるシーン

ここで泣いた人滅茶苦茶少数派だと思いますが泣いた人素直に手を挙げましょう。

先生怒らないから。ね?

このシーン桜が最初は自分なんかがいいのかなってちょっと足を踏み入れる勇気がなくてそこにとどまっててそこに士郎が後ろから現れて無言で桜を待ってる。

こっから妄想だけど二人で小さく「せーの」って言って足を踏みだした感じ

伝わるかなこの感じ。

あそこでああすべて報われたなって思ったら顔ぐしゃぐしゃになりました。
あと余談ですが原作だとライダー、凛、桜、士郎の四人で花見なんだけど映画では穂群原メンバーで須藤監督ぐっじょぶってなりました!弓道場と花見に美綴弟いたのも須藤監督が原作オタキだから為せる技なのかなと。

 

以上、②僕が泣いた7つのシーンについてでした。

最後に③おまけ:個人的なオタキの独り言

 

イリヤの真アサへのデーゲン(剣)ぶっぱなすシーンはほんと須藤監督のファインプレー。

 

・言峰の奥さんクラウディア出ましたね!!CV茅野さんとは…

コンマテにちょっとデザイン載ってたくらいしか知りませんが

なぜ言峰の前で自殺してしまったのか…映画では説明ないので知りたい方は

是非原作をプレイして確かめてみて下さい…

 

・遠坂永人出ましたね!!!!うおおおお!!!社長がキャラデザの原案出したみたいですね!そういや確か永人よりその娘の方が魔術師として優れていたから儀式には娘の方が結構尽力したって設定まだ生きてるのかな…

 

・宝石翁は多分外見50代の朱い月と激突前の全盛期のデザインでしたよね?
200年前ってもう朱い月との対決後だからめっきり老け込んだ70代のデザインが採用されるかと思ったのに。
まぁでもかっこよかったですわ…

 

・黒桜の影の小人で
ひと際ちんまいのいますよね?

イリヤを衛宮邸からおびきだしのも
凛を地下大空洞へと導いたのも
他の影の小人が巨大化して凛を攻撃したけど
あのちんまいのだけは岩陰に隠れて震えていた。
桜が影から解放された後もワンピースに変化して桜を助けた存在。

多分あれサイドマテ?に載ってた没案になった桜本来の使い魔なのでは?

確証はないからあれですが。(目の色が黒桜に使役されてる時は赤、桜の時は青に変わってましたね)

 

・地下大空洞へ行く道で士郎が血痕を発見するシーン、きちんと言峰が一足先に大空洞へ向かったという細かい伏線…うむ

 

・ライダーが対黒セイバー戦で士郎を気にする黒セイバーに対し「彼は動きませんよ私は彼に信頼されていますから。そういえばあなたは…プークスクス」とでも言いたげなライダーさんの挑発滅茶苦茶好き!要するにライダーさんが大好き!

 

・最後に出てきた橙子さんは原作だとあくまで本人が残した素体をたまたま入手しただけって書いててここは流石に橙子さん登場は無理だろうなと思ったけどちゃんと出してくれて須藤監督ありがとう…ってなった。あの橙のコート懐かしい…おお…

これ多分本人と人形の取引したってことよね?
この頃ってもう既に封印指定中なのによく凛はツテを見つけたよなって感心。

因みに人間の肉体の遺伝子(魔術回路云々含め)は全て魂に刻まれているので

きちんとした肉体に入れてあげれば衛宮士郎という形を取り戻す。

イリヤは最後天のドレスの能力で士郎の魂を一瞬物質化し急造の肉体に移し替えた。

しかしその急造じゃ元の衛宮士郎の身体には戻らず最初はよくわからん肉塊だった模様

それを冠位人形師から購入したきちんとした素体に移し替え無事衛宮士郎復活といった流れだったはずです。(多分)

 

以上③おまけ:個人的なオタキの独り言でした。

 

 

そしてこれが本当の最後になりますが!

ずっとよく分からん奴だなと思っていた言峰の本性が最後やっと明かされました。

Stay Nightで問いかけられたその一つの答えがHollow Ataraxiaにはあります。

Stay Nightが士郎の物語ならHollow Ataraxiaは言峰の物語とも言えると個人的には思っています。

まだ未履修の方は是非Hollow Ataraxiaをプレイしてみてはいかがでしょうか?

以上ここまで私の駄文にお付き合いありがとうございました。

 

それではバイバイ!

 

 

 

ライネスぽまえ可愛すぎんか?

皆様お久しぶりです!

 

今回のブログのテーマは先日のFGOコラボイベで颯爽と登場し皆様の財布を脅かしたライネス・エルメロイ・アーチゾルテについてです!

まずこれを見てください!

 

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かわい└(՞ةڼ◔)んひぃぃ

金髪碧眼の子にハズレなし!

御多分に洩れず彼女もめたんこ可愛いです!

イラストは原作の表紙や挿絵を担当している坂本みねぢ先生!

本当ありがとうございます(土下座

 

事件簿のキャラでは最推しである彼女の魅力を不肖私めが以下Q&A方式で語っていきたいと思いますので興味ある方はお付き合い頂けると嬉しいです!

 

 

 

Q1 そもそも彼女は一体誰なんですか?

 

はい!簡単に言うと彼女は第四次聖杯戦争の生き残りの1人であるウェイバー・ベルベットを魔術協会/時計塔の十二の長の1人「ロードエルメロイ」という立場に封じたエルメロイ家の次期当主です。

 

第四次でケイネスが敗死したことにより本家のアーチボルト家は今まで押さえつけていた分家やライバル達から財産、霊地、魔術礼装などを全て奪われ、莫大な負債と家名だけが残りました。

そんなおり分家の末端(スペア)である彼女が次期当主に選出されました。理由は故ケイネス氏から回収したエルメロイ家の源流刻印(修復中)への適合率が突出して高かった。ただそれだけです。

そのせいで時計塔の様々な陰謀に巻き込まれ死と隣り合わせの幼少期を過ごす、そんな生い立ちを持つ少女です。

 

今回FGOでは三国志にも登場する司馬懿の擬似サーヴァントとして実装されました。

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Q2 では彼女はなぜウェイバーをロードに仕立てたんですか?

 

それは彼女の性格に起因します。彼女は生粋のサディストでハッキリ言って性格は最悪です!

彼女の生い立ちが彼女の性格を歪ませてしまったとかではなくこれはエルメロイの血がそうさせてしまった。つまり生まれつきだそうですw

彼女のサディストの片鱗は事件簿コラボでも少し拝む事ができます。

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そんな彼女がからかい甲斐のあるオモチャを見つけた。

それがウェイバー・ベルベットことロードエルメロイ二世なのです。

ウェイバーは第四次聖杯戦争を終えて帰ってきてすぐ亡きケイネスの代わりにエルメロイ教室を継ぐと言い出しました(自分のせいでケイネスが死んでしまったと責任を感じているため)

そして何の後ろ盾もなく少しの弱味も失敗も許されないそんな環境の中、三級講師として三年もの間エルメロイ教室を存続させました。これは一種の奇跡とも言える凄まじい功績です。

その功績に興味を持ったライネスは彼を拉致し彼のエルメロイ家への罪悪感につけこみ四つの条件を提示しそれを全て呑ませることで彼をロード代行としたのです。

 

「エルメロイ家の借金返済」

「源流刻印の修復」

「ライネスが適齢期になるまでロードを代行」

「ライネスの家庭教師になること」

 

これを全部受けるってウェイバーあんたどこまでお人好しなんや😭

 

 

Q3 彼女は強いんですか?

 

本人の戦闘力で言えば弱いです。

魔力量も先代のケイネス氏には遠く及ばず

他のロードに見られたら恥辱ものの魔弾を打つ程度しか出来ません。

しかし彼女は別の才能を持っています。

それは「魔力の精密操作」

とりわけ困難とされている「魔術の上に魔術を重ねる」という術式を彼女は弱冠11歳で習得しました。

ケイネス氏がZEROで切嗣と戦闘した時に使用した魔術礼装「月霊髄液」その礼装に自我を付与するという魔術を重ねたのも彼女です。(エルメロイ二世から助言を受けながら)

そして自我を持った月霊髄液を彼女は「トリムマウ」と呼んで愛用しています。FGOにも立ち絵やバトルモーションで多く登場しますね。

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この魔力の精密操作の才能を生かしトリムマウを自在に操る事がライネスの戦闘手段です(その操作力は先代のケイネス氏を凌ぐとか)

そしてその魔力の精密操作は彼女の魔眼と密接に関係しています。

本来ライネスの両目は赤眼(焔色)です。これは魔力の大きさに応じて赤みが増す感知系の魔眼を有しているためです。

FGOだと宝具やスキル使う時赤くなりますね。

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しかし普段は人目につくため特殊な目薬を差して碧眼に偽装しています。

彼女の魔眼は強大な魔力を感知したり長時間使用したりすると脳と魔術回路が熱を持ちます。これは脳と魔術回路の未成熟さゆえの過剰反応と言われています。(エルメロイ二世曰く成長と共に治るタイプのものらしい)

本人からすれば制御しきれない、日常生活では隠さなきゃいけないなどデメリットの方が多くあまり気に入っていません。

それでも魔眼を持ってるというだけで魔術師としては大きなステータスとなるため手放す気は無い模様。それにエルメロイ二世の羨ましがる顔を見れるのも彼女にとっては一種のご褒美のようなものでしょうw

 

さて話は逸れましたがその魔眼の過剰反応が起こっている間は脳と魔術回路がフル回転しているため魔術の精密度が格段に上がります。

このことから感度の高さと精密度の高さは比例しており、彼女が感知系の魔眼を持ったのは魔力の精密操作という先天的な才能の副産物だったのかなと個人的には思っています。

 

 

Q4 彼女の周りの人間関係について教えて下さい

 

あんまり他のキャラを出すとネタバレなっちゃうのでFGOでも登場したこの2人についてだけ。

 

<ロードエルメロイ二世>

我が愛すべき義兄というのは建前で冒頭でも書きましたがからかい甲斐のあるオモチャ的存在!表面上は彼をからかったりいじったり振り回して遊んでいるが彼のピンチには必ず助けに来るしその逆も然り。誰よりも彼を理解し信頼している。

つまり完全なるツンデレ

しかしデレ要素は表に出すことはない(分かりにくい)

一応、彼女の家庭教師でもあるため魔術の行使に関する様々なアドバイスを彼から受けている。

兄と妹の関係であり、先生と生徒の関係でもあると言ったところでしょうか。

 

<グレイ>

ロードエルメロイ二世の内弟子で初対面時はいじめ甲斐のありそうな私好みの子じゃないかウッシッシ程度に思っていましたが彼女の実直で謙虚な性格、エルメロイ二世への想いを目の当たりにしすっかり毒気を抜かれロードエルメロイ二世ほどからかったりいじったりする事もなくなった。

そして物語中盤からは2人きりでお茶を愉しむ仲に(ライネス行きつけの菓子店や執務室で)

因みにライネスはあの性格のため今まで友達がいません。そんな彼女に初めて出来た友達がグレイです。

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FGOではお互い遠慮して明言はしていませんが。

素直じゃないなぁもう(  ᷇࿀ ᷆ )

 

 

 

Q5 彼女の好きなところは?

 

勿論全部好きなんですが一番は表面上はロードをからかいほくそ笑んでいるが深層では彼を羨ましいと思ってしまってるところです。

才能にも恵まれず育てた生徒にはどんどん追い抜かれ普通なら挫けてしまうそんな状況にもおいても逃げず諦めず根源への到達を目指しているそんな彼を羨ましいと思ってしまっているところ。

合理性の塊である彼女には永遠に届かないであろう憧れ。

ああ…これは凛が士郎に抱いている想いと通ずるところがありますね。

 

あと彼女の一番好きな衣装はね(聞いてない)

原作2巻の序章の扉絵で着てるこれ!頼むからフルカラーで頼みますみねぢ先生!!

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ライネスはタイツ履いてる衣装が多いからこうゆうのかなり新鮮じゃわい!ひっひっひ!

 

以上、長くなりましたがライネスのあれこれについて答えてきました!なるべく原作のストーリーに触れるネタバレはしなかったつもりです!

もしこれを読んでライネスの活躍をもっと見たい!そう思ったそこの貴方!

「ロード・エルメロイ二世の事件簿」

1〜9巻 TYPE-MOON BOOKSから絶賛発売中です!

そして5/17には完結巻である10巻が発売されます!是非お手にとって頂けると嬉しいです!

 

電子書籍は苦手だし、かといってかさばるのもやだなぁという方は文庫版も先月から月一ペースで発売中!そちらも是非!

 

 

 

 

 

大奥イベの感想

FGOユーザーの皆様大奥イベお疲れ様でした〜

普段メインに絡んでこないイベントのシナリオは大まかなストーリーだけ把握する程度に読んで気に入ったら後できちんと読み返す僕ですが大奥は最初からガッツリ読みました!

 

念願だったビースト案件!ビーストⅢ/Lの登場です!期待がないと言えば嘘になります!!

そして元Rとの共闘も胸熱です!!

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とここまで上げといて何ですが終わってみるとビーストⅠ、Ⅱ程の絶望感や緊迫感はなかったですね〜

Rは目的に具体性があったのでまだ絶望感伝わりやすかったですが(星の頭脳体に昇格し地球の性感帯になり知性体全てをテクノブレイクさせ自身の快楽へと変換するみたいな)

今回はその具体性に乏しいばかりかLは主人公を「殺す」事ではなく「堕落させる」事に注力していたので余計に絶望感が伝わりにくかったのではないかなと思います。まぁそこはビーストそれぞれの特性なので致し方ない部分だと個人的には思ってます。でもシナリオ自体は面白かったし満足はしています(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

ここからは時系列順に今回のシナリオをなぞりつつ感想や考察をしていければなと思います。

 

1.ビーストⅢ/Lの覚醒と謀略

 

CCCコラボでビーストⅢ/Rが倒されたことにより天秤が傾きカーマ/マーラがビーストとして顕現する資格を得る。

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この物言いから察するに対の概念を持つビーストは同時に顕現する事は出来ないようです。

 

ここで「資格」とありますがそもそも資格があるのはカーマの中にあるマーラに資格があるだけでカーマ自身にはビーストとして顕現する資格はありません。そして別側面としてのマーラが出てくる事は基本あり得ないとされています。

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上記にもある通りその「あり得ない事」が起こってしまった根本原因を解く鍵がインドにあるということみたいです。

 

更にその「資格」を得るに至ったのは宇宙の概念と繋がった事も大きいとあります。

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シヴァの第三の目に焼かれ身体を失ったカーマは上記にある通り宇宙という概念と繋がり宇宙という新たな「身体」を手にしました。(それが宝具の演出にも顕著に現れてますね)

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しかしカーマという愛の神性だけではそんな途方もない力は扱いきれない。

マーラの魔王としての側面が強かったからこそ出来た芸当であると言えます。

 

なので「インドの異聞帯で起こった何か」と「ビーストⅢ/Rが倒され天秤が傾いた」この2つの事象がビーストⅢ/Lを誕生させてしまった原因と言えるでしょう。

 

さてそうして資格を得たLの幼体はビーストとして完全に羽化するためその獣性を高める必要があります。

 

Rの獣性は本来人々を愛し癒し救済するための力を全て自己愛のために使う点であるとは私は解釈しています。なのでSE.RA.PHと一体化し聖杯戦争を何度も起こしその度に100体以上の鯖を自己の快楽のために吸収しその獣性を高めていきました。質より量といったところでしょうか。

 

それに対しLの獣性は人々を堕落させるために「愛」を与えることです。

なのでLは人々を堕落させその獣性を高めなければいけませんがRと違ってLは沢山の人々を堕落させるよりたった一人の主人公を堕落させることで獣性を高めようとしました。主人公を選んだのはRの変生を阻止した者をLの変生の最大の協力者とするという事が羽化を早めるのに重要な意味合いを持つと言ったところでしょうか?量より質。そこら辺は明言されてないので私の勝手な解釈ですが。

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よってLはまず主人公を堕落させるための舞台と材料を探します。

その中で目に付いた一際強い愛の妄念。

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それが春日局の死に際に願った「徳川を愛し続けたい」という執着。Lは大奥を舞台にしようと決めます。

 

次に材料集めですが、まずは幕府の長である将軍家光を籠絡させその魂をGET!

そこから因果の糸を辿り大奥の人々、江戸城の人々の魂もGET!

しかしそれでは足りず因果の糸を縦に伸ばします。

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過去と未来全ての幕府関係者の魂をもGETし大奥の材料としてしまいました。

その際に利用されたのが春日局

春日局という徳川と縁のある人間を経由した方がやり易かったため彼女に歴代の将軍を甘やかす幻想(ユメ)を見せ魂のパッケージング化(印籠作り)に利用しました。

 

2. 信綱と天海 最期の抵抗

 

Lの大奥への侵入にいち早く気付いた天海僧正松平信綱と協力し春日局の魂を大奥の外へ逃がしました。そしていづれこの状況を打開してくれる誰かのために自分の命を全て使い信綱の魂に術を施します。これが最終決戦での切り札となった反徳川の性質を持った一振りの刀「徳川殺しの刀」です。

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因みに信綱の臓腑をパッケージング化して作った「花札」も天海僧正の術です。これで主人公の徳川化を中和しました。

 

3. カルデアへの侵入

 

Lは舞台の総仕上げとしてノウムカルデアに侵入しようとしますがセキュリティが強固なためまずはゴルドルフ所長を洗脳し所長権限によりノウムカルデアのセキュリティをオフにさせ改めて侵入。人類史に関わる全ての人、鯖を逆召喚し大奥の材料にします。

そして有益な鯖は残し手駒として利用します。(りゅうたん、シェヘラザード、マタハリ)

ここで徳川廻天迷宮 大奥は完成。そして新所長はその被験体第一号にされてしまいます。

 

 

4. 大奥の探索

 

結局この逆召喚から逃れる事が出来たのは主人公、マシュ、キアラ、シオンの四人。

マシュと主人公はシオンが逆召喚を阻止したことで助かり

キアラ様はというと

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ビーストのクラススキル(単独顕現)で難を逃れた模様。

シオンに単独行動と勘違いされてて草です

 

そしてそのシオンはというと

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あなた吸血種だけど死徒ではないはずです…よね?あれれ?

 

 

四人は話し合いの結果、カルデアがもぬけの殻となった原因を探るため江戸時代へレイシフトすること決めました。そこで天海と信綱に逃がされた春日局の魂と合体バスターしたパールさんと出会い、共にこの謎を解くため迷宮となった大奥を探索します。

途中Lや信綱にちょっかい出されながらも主人公一行は奥へ奥へと進みます。

そして各階層が五戒になぞらえて作られているということに徐々に気づいていきます。

 

因みにこんな感じ

第一層 不殺生戒(殺しちゃだめ

第二層 不妄語戒(嘘ついちゃだめ

第三層 不飲酒戒(酒にのまれちゃだめ

第四層 不偸盗戒(盗んじゃだめ

第五層 不邪淫戒(愛欲にのめり込んじゃだめ

 

そしてここで余談!

第三層でシェヘラザードとマタハリの洗脳を解くためキアラがコードキャスト五停心観を使ったが全く効かなかったシーン

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これは恐らく「人の精神を堕落するせるための呪術機構」である大奥と「人の精神の歪み、乱れを取り除くコードキャスト」という根本から真逆の術理であったため相性が悪く効かなかったのでは?と解釈しました。

 

 

5. ビーストⅢ/Lと直接対決

 

そして五層で遂にLと直接対峙し彼女の身体の中でもあり大奥の最深部でもある「内面概念宇宙」に招かれそこで彼女がビーストⅢ/Lである事を告げられます。

そして主人公はここで遂に半徳川化(堕落)してしまいます。反撃しようにもここは相手のインナースペース!「宇宙」という概念の前に人は全く歯が立たず敗北。万事休す。

 

6. キアラ様本気出す

 

もうここで終わりかと思われたがキアラ様がビースト/Rとしての力の一端を解放し主人公達を大奥の外へと逃がしました。

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キアラ様ぁ( ;  ; )

このシーン!!

ほとんどの方が気付いたと思いますがCCCコラボのBBの時間の巻き戻し意識してますよね!?絶対!!!

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かつての敵が味方になるパターン定番ではありますがやはりアツい!!!

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この台詞も個人的にはグッときました( ;  ; )

 

7. 最終決戦

 

大奥の外に飛ばされた主人公一行はリターンマッチのための作戦会議を開く。

ここでシオンが徳川最期の将軍である慶喜の印籠がないことに気付きます。

この印籠に徳川を「終わらせる力」があるとしたらそれはLへの対抗策となりえるのではないか?

主人公一行は印籠を探しに再度迷宮に潜ります。そして第四層で慶喜の印籠をGETし特殊礼装として改造し主人公一行は再度Lへ戦いを挑みます。

しかし、その印籠を使うことすらLにとっては想定済みでありむしろその印籠こそが徳川化を進行させる堕落の象徴であると主人公達が気付いた時にはもう遅く主人公の徳川化は一気に進みLの羽化も一歩手前のところまで進んでしまいます。

 

ここで一気に畳み掛ければ良かったんですがそこは愛の神でもあるカーマさんどこまでも甘々です。

主人公が堕落していく様を宇宙遊泳させて見守ります。

その間主人公達は再度作戦会議!

そこでこの「宇宙という場」を「春日局の正しい大奥という場」に変えるといういちかばちかの策が春日局から提案されました。

これにより人は宇宙では生きられないゆえに宇宙であるビーストには勝てないという論理をひっくり返す事が出来る。

 

概念のマウント合戦の始まりです。

 

しかしこれにも理由があって「宇宙という形のない場」と「大奥という形のある場」が繋がっていることにより形なきものが形を得るのに容易な状況を作り出しており概念のマウント合戦になるのも道理かなと個人的には思ったり。

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ともあれこの策を実行するには春日局の魂の強度が圧倒的に足りません。

そこでまずシェヘラザードに物語を紡いでもらい本人に読み聞かせます「強く猛々しい大奥の完全なる支配者たる女傑としての春日局」物語の主人公としての春日局を。

そして自分がその主人公であると思わせるようマタハリの宝具で洗脳。この精神的自己改造は魂にダイレクトに届く。

 

かくして試みは大成功!春日局は宇宙という場を正しい大奥の場へ一部分ではあるが変える事が出来ました。これによりLの力は弱体化。更に2.で説明した花札で主人公の徳川化も中和、徳川殺しの刀も効いてます!

 

Lはこのままではジリ貧だと苦し紛れに自分から大奥という概念を切り離してしまいます。悪手中の悪手ですね。これにより場の定義は益々春日局の正しい大奥に傾き、春日局の場の絶対支配権によりLは大奥から追い出されてしまいます。

そしてトドメはパールさんの宝具!

トリーシュラシャクティが炸裂!

Lちゃん無事に退治されました!

 

 

この敗北は信綱の裏切りを見過ごしたり、終始主人公達に甘々だったりと自らの堕落が招いた結果であると言えます。しかし人類悪といえ愛の神性を持ってる以上どう転んでもこの結果は避けれなかったのかなと個人的には思ったりもします。

 

 

8. おまけ

 

さて最後にL…というかカーマの本質についてですがカーマは自分が与える愛以外の「他者の愛」を異常な程嫌悪します。

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信綱の徳川への忠義すなわち徳川への愛を感じたカーマはその気持ちを「気持ち悪い」と表現していますね。

これはカーマが神々の依頼でシヴァの心をパールに向けさせるため愛の弓を使ったことでシヴァの怒りを買い灰にされた逸話に起因します。カーマは他者愛に終始振り回され愛というものを倦んでいます。

愛を与える神でありながら。

だから全ての人類に愛を与え他者愛をこの世から消そうとしたわけです。

 

更に以下春日局の台詞にもあるように

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自分より弱いものを愛するのはとても気持ちが良く自分が必要とされてるような一種の全能感のようなものに浸れます。

 

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これを読んで思いました。

カーマが人間達を罵り蔑むのも、それでも愛してあげると宣うのも一種の全能感のようなものに浸るためでそれはカーマ自身の「自己愛の欠落」を埋める一種の代償行為のようなものなのかなぁと。(あくまで私の個人的な見解ですが)

 

 

 

 

以上長くなりましたが感想はここまでとなります。

こんなぐだぐだな感想をここまで読んで頂き有難うございます。

時系列順にわざわざ書いたのは後でストーリー忘れた時の自分への備忘録用として使うためだったりしますw

 

この感じだとGW前には4章来そうな予感しますね。座して待ちましょう٩( 'ω' )و

ではいつかまたどこかで。

 

プロトタイプコラボ来なかった腹いせ

皆様お久しぶりです!

AJにてFGOの新イベ及び新コラボについての発表がありましたね。

 

 

私「???」

 

衝撃を受けました。事件簿コラボ!?…だと

 

じゃあなんでCBCでアーサーをPUから外したの?

もうわけワカメ(  ᷇࿀ ᷆ )僕の思考回路はショートケーキ🍰しました。

 

というわけで今回は私の大きなお世話!

いづれくるであろうプロトタイプコラボのために今まで登場した伏線について自分なりに考察っぽいことしてみました!

 

 

あっその前にそもそもFate/Prototypeとはどんな作品なの?SNと何が違うの?そこら辺についてまずは説明していきたいと思います。

 

 

【作品概要】

菌糸類が高校生の時に書いたSNの原型。

それをカニファンで物語の一部をアニメーション化したのが始まり。(本編は未だ未完)

その後本編の過去を描いた「蒼銀のフラグメンツ」という小説が桜井氏によって書かれる。

小説は癖があって好き嫌いは分かれるかも…(FGOで桜井氏のシナリオ読んだ方なら分かると思いますが)

 

【世界観とあらすじ】

まず世界観についてですがSNの世界とは全く異なります。

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アーサーのプロフやオジマンの幕間でのアーラシュの台詞にもあるように異世界の話です。

そもそも異世界ってなんぞや?


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1.5部の剣豪の最後で

この下総の国自体は並行世界でも剪定事象でもない…異世界であるとリンボは発言しています。異星の神が観測した異界であるとも。

小太郎君も人類史にも影響を与えることが出来ない確かにそこに存在するが実在と夢想の狭間とも言っています。

 

このことからいくつもの合わせ鏡ように無数に存在し、そこで起こった出来事が人類史に大きな影響を与える世界を並行世界、その中で未来の選択肢(可能性)が少なく行き止まりとなった世界を剪定事象、人類史(正規のルート)とは異なる世界、あるいは「誰か」が創造した(観測した)世界が異世界なのかなと私は理解しました。

 

しかしプロトにも人類史や剪定事象といった言葉は出てくるため、異世界にも人類史はある模様…プロトの世界は下総の世界のような異星の神によって歪まされたものではなく世界自体は一見正規ルートを辿っているように見えるが基盤が大きくズレた世界(アーサーの性別が違うのもその際たるもの)なのかなと。なんか自分で言ってて混乱してきましたw

 

ってか話だいぶ逸れましたが(汗

肝心の物語の内容としては1991年と1999年に起こった二度の聖杯戦争について描いています。(SNで言う第四次と第五次)

舞台は冬木ではなく東京。冬木は架空の都市ですが東京は実在の地名などが登場し少しニヤっとしてしまう場面もちらほら。

1991年の聖杯戦争は生まれながらの根源接続者チート愛歌の暴走によりビーストが顕現寸前のところまでいったがアーサーが愛歌殺して阻止。

1999年の聖杯戦争は聖杯の復活と共にビーストと愛歌が復活。前回の聖杯戦争参加のサーヴァントを黒化させて使役し暴れ回る。これもまたアーサー他サーヴァント達が阻止(詳細は本編未完のため不明)

ざっとこんな感じです。

 

【聖杯】

冬木の聖杯は救世主の血を受けた聖堂協会が言うところの「本物」とは違いますが願望機としての役割は持っています。その聖杯を持つ者が願えばその願いは成就するでしょう。(第三次で汚染されてしまいましたが。)

 

対してプロトの聖杯は最初から願いなど叶える気はありません。

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上記の説明にもある通りプロトの聖杯は常に人々の願いを溜める性質があるのか最初から変質してしまっていて災厄しか生みません。

それが世界の終末…黙示録の獣が生まれる原因を作ってしまった…全ての元凶お前やんって感じの代物ですね。

 

 

【階梯と階位】

SNとは違いプロトではサーヴァントのクラスの事を階梯と読んだりマスターにも順位(階位)が存在します。

 

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マスターの順位は上記にもある通り魔術師としての優劣によって決まるようです。

その階位の名前は天使の階位を模しておりその羽の枚数に応じた令呪が身体のどこかに浮かび上がります。

 

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サーヴァントもクラス自体に順位が付けられているようです。

第1位がセイバー、最下位はアサシン。

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上記にもある通りこれはその英霊自体の強さという意味ではなくクラス自体の単純な直接的な戦闘能力に起因するようです。でないとサーヴァント階位5位なのにオジマン強すぎね?ってなりますもんねw

 

 

【マスターとサーヴァント】

SNと共通してるのは第二次の一部サーヴァントと言ったところでしょうか。

但し同じなのは真名だけでキャラデザは全然違います。

全部説明してると超大作になるので割愛しますがSNと同様みんな色んなドラマを持ってます。

 

 

以上がざっくりとした概要です。細かい設定などを知りたいのであればwikiなどで検索すれば出てきます。

 

 

さて、ここから本題の現在分かっている情報からプロトタイプコラボに登場するかもしれないビーストの存在について考察っぽいことしていきたいと思います。

 

 

まずアーサーの体験クエでアーサーはプロトマーリンから三度目の戦いがあると告げられFGO世界線へ飛ばされます。(一度目は1991年、二度目は1999年)

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ここでLの瘴気とRの残り香という不穏な台詞が出てきます。

 

CCCコラボを終えた後に読み直すとRはビーストⅢ/Rのキアラさんで倒した後の残り香かなんかのことを言っててLが本命の愛歌かかなと思ってたんですが以下2点の事実により否定されました。

 

⚫︎FGOマテⅤにビーストⅢ/Lは愛を与える者とキアラが発言していた。(新イベ情報でカーマっぽい事が分かる)

 

⚫︎オジマンの幕間でアーサーは

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どちらも捉えきれてないと発言。

(倒されたはずのキアラさんを探す道理はない)

 

 

以上の点によりこれはビーストⅢの事を言っているのではないなと考えを改めました。

 

となると残る可能性はビーストⅥ。

Lの瘴気は獣、Rの残り香が愛歌の線。

 

なぜⅥかと言うと

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既に作中で第六の獣と明言されているからです。

しかし愛歌については作中で人類悪と呼ばれる事はありませんでした。だ!が!大淫婦バビロンとしての側面を獣くんから指摘されてます。

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これは肉親である妹でさえも手にかけようとする愛歌を見て獣くんが思ったことです。

そもそも大淫婦バビロンとは黙示録に登場する悪の権化のような存在。獣の背に乗って登場する姿が度々描かれています。

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引用元:ハンス・ブルクマイアー作の木版画(1523年)

 

なのでプロトタイプコラボでは愛歌と獣がビーストⅥのRとLで登場するのではと睨んでます。

 

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そしてこの台詞。有り得ざる三度目がなぜ起こったのか…プロトマーリンが考察します。

ここで言う「原種」とは本来の大淫婦バビロンのことでは?と考えました。

 

愛歌は本来の大淫婦バビロンではなくその適性を持っていただけ。

「原種」=元ネタが存在するのでは?

 

そもそも「黙示録」に登場する赤き大いなる竜や獣くんや大淫婦バビロンはローマ帝国を暗喩している説が最も有力とされており、その中でも大淫婦バビロンはローマ第5皇帝ネロの事を表していると言われています。

ネロはローマの大火にかこつけて史上初めてキリスト教を弾圧した!という経歴があるのでやはり一番嫌われてるんですかねぇ。

 

FGOでは度々それを匂わせるシーンが登場します。

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ネロの幕間に登場する亡霊の台詞

嬌声とは艶かしい声という意味。

大淫婦バビロンは退廃した都市の象徴でもあるためこれはかなり怪しい。6って数字も口にしちゃってるし。

 

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そして極め付けは水着ネロの第2スキルである七つの冠!

これは黙示録では赤き大いなる竜が被っていたとされる七つの冠と一致します。

 

そしてFGOではその七つの冠はどうやら七体の竜として顕現しているようです。(嫁ネロの幕間)

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原種: ネロ(七体の竜)

ビーストⅥ: 獣と愛歌

 

こんな感じだろうか。

最初はネロと愛歌がビーストⅥかなとも考えたんですがプロトコラボやる上でEX系の作品のネロが登場するのはちょっと違う気がして。。。

 

因みに黙示録では獣くんは赤き大いなる竜より格下的な感じの扱いで途中から獣くんは赤き大いなる竜に取って代わられます。途中から獣→赤き獣に変わります。更に大淫婦バビロンを背に乗せてるのは厳密に言うと赤き獣(竜)であるとも言われています。

なのにFGOで登場する七体の竜の扱いがなぜ中ボス程度のなのかが良く分からないし解せません。

 

 

 

さてさて書きたい放題書きましたがここらで締めたいとと思います!プロトタイプコラボが来ない腹いせをこの場で発散できて当方とても満足しています。

オチもないこんな駄文をここまで読んでくださった方々有難うございました!

 

最後にプロトタイプコラボプロトタイプコラボと騒いできましたが

そもそもこの伏線コラボではなく二部五章で回収するつもりで張ってたりして(  ᷇࿀ ᷆ )あはは

【FGO】わんぱくキアラチャレンジ(縛り攻略)

今回は考察ではなく私の極めて個人的な趣味であるFGOの縛り攻略について話そうかなと思います。

このお遊びは半年以上前、くだ帝辺りから始まりました。最初は性能厨の友人を見返すために始めた事ですが、今やすっかり私のFGOモチベ維持になくてはならない存在となっています(  ᷇࿀ ᷆ )ギリギリノタタカイタノチィ

 

まず私を知らない方のために普段どんな感じで縛り攻略をしているか簡単に説明します。縛り自体は緩めです(  ᷇࿀ ᷆ )

 

<コンセプト>

ガチャ運が悪く自カルデアに高レア鯖がいなくても高難度はクリア出来る!

 

<ルール>

①フレンド自由。

②礼装自由。

③コマンドコード自由。

④マシュ使用可能。

⑤本イベの配布鯖のみ使用可能。

⑥①④⑤以外は全て星3以下。

⑦令呪、コンテは不可。

 

 

だいたいこんなところでしょうか。

もう少し自分のプレイングが上達したら礼装も星3以下(配布礼装は除く)にするなど縛りを追加していこうかなと思ってます。

 

さて、今回ブログで紹介する縛り攻略はCCC復刻のストーリークライマックスにあたる終幕「刻を裂くパラディオン」のビースト戦です!

敢えてKP未使用の正真正銘魔性菩薩となったキアラさんに挑みます(  ᷇࿀ ᷆ )

 

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デデン!でかいぜ(どこがとは言わない

 

HPはこんな感じです。

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4ゲージもあるんですね。。。

 

何回か試しに挑戦してみて分かったのは宝具の強化解除と全体確定クリ攻撃がウザいのとスタンがほぼ効かないということ。

宝具の強化解除は無敵や回避を解除してしまうので耐久の要であるマーリンやルーラージャンヌは使用できませんね。

 

自分が挑戦する前から既にクリアしている方も多かったので先人の知恵をお借りしつつ以下PTで挑みました。

 

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フレンドは園長さんの婦長お借りしました!

ありがとうございました!

装備してる主だった礼装は以下です。

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理想の王聖とカルデアの顕学は耐久力UP、慈悲無き者は婦長へのNPサポートのためにメディアに装備させました。

 

そしてマスター礼装はトロピカルサマーにしました!

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さあ!いざ出陣!!!

まず最初の2ターンは全く攻撃通らないので適当にやり過ごします!

 

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そして3ターン目小太郎くんのスキル2で婦長に回避を付与しマスター礼装のスキル3で強化解除耐性を婦長に付与。

これでキアラの強化解除対策はバッチリ!

ついでにメディアのスキル3を婦長に付与しておくとNP獲得量UPでチャージ攻撃の被ダメでNP貯まりやすくなります。

そして最後にメディアの宝具でキアラの強化を全部剥がして

メディアと小太郎くんにはここで退場!

お疲れ様でした。

 

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ここでマシュとBBちゃんが登場。

メディアの宝具の時にアーツチェイン決まって婦長の宝具がすぐ撃てる状態になりましたがここは我慢します。まずは被ダメ抑えるためマシュのスキル1でダメージカット、婦長のスキル2で人型特防付与で耐えます。

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ここで今回の攻略の肝であるコマンドコード!

ピジョンレポートが活躍します!

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先ほどキアラの全体確定クリ攻撃がウザいと言いましたが、それ単体ではそこまでウザくありません。問題はクリバフのスキルです。何も対策しないとどんどんクリバフが重なって確定クリ攻撃で一気にHP削られるのでピジョンレポートで定期的にクリバフを解除していきます。

これをするとキアラが確定クリ攻撃をしてくる回数がかなり減ります。むしろ4ゲージ目までほとんどしてきません。

誰に装備してもいいですが自分はBBちゃんのアーツカードに装備しときました!

 

あとキアラは中盤〜後半になると魅了やNP減のスキルを多用してきてウザいのでコマンドコード八葉の鏡や婦長のスキル1やBBちゃんのスキル1の効果の一つである弱体無効で防ぎます。

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基本戦術は今言ったコマンドコードを意識しつつアーツチェインを狙っていきます。

そして来たる相手のチャージ攻撃の直前に婦長の宝具でHPを回復しつつ相手のチャージ攻撃の威力を減らします(  ᷇࿀ ᷆ )

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カルデアの顕学のおかげで回復量もアップ!!

そして次ターンからはマシュの宝具で被ダメ防いでいきます。

 

ここで流れをおさらいすると

相手のチャージが貯まる4ターンは

婦長のNP貯めつつマシュの宝具とスキル1で被ダメ防ぎHP危なくなったら婦長とBBちゃんのスキル1で回復。

そして5ターン目に婦長の宝具で回復し相手のチャージ攻撃の威力をダウンさせる。

これを繰り返すと余裕で耐久出来ます。

 

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あとブレイクすると1ターンの宝具封印とスキル封印くらうので相手のチャージ攻撃前にブレイクするのはおススメしません。

うまくダメージ調整しましょう。

最悪タイミング悪くても弱体無効で防げるので婦長だけ守れればOK!

 

耐久プレイに慣れてきたら合間にBBちゃんの宝具を撃つことも忘れずに!

BBちゃんの宝具は仲間にNP20%も付与してくれるのでかなり優秀なのです(  ᷇࿀ ᷆ )

ほんと頼れる後輩です!

 

因みにマシュのスキル2は10にすると無敵だけでなくNP20%も付与してくれるのでキアラのNP-20%のデバフを突然やられて次ターン宝具打てないじゃん!ってなった時の保険になるので基本使わないようにしましょう!

 

 

そんな感じで100ターン近く耐久してると

いよいよ4ゲージ目が見えてきます!

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4ゲージ目からキアラの攻撃力があがり通常の全体攻撃も地味に効いてきます。クリ確定攻撃を2連続で使ってきたりと相手もかなり必死です。なので4ゲージ目行く前になるべく全快に近い状態にHPをキープしておきましょう!(最低1万以上)

 

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そして4ゲージ目からプレイを耐久戦から短期決戦に切り替える必要があります。その理由が1枚目の画像の追加効果です。弱体耐性ダウンが重なった状態で通常攻撃を受けるとスキル封印や宝具封印等の弱体効果がランダムで発生します。(2枚目の画像参照)

更にブレイクスキルで解除不可のアーツダウンのデパフかけてくるのでBBちゃんの宝具攻撃のダメが伸びづらいです。(3枚目の画像参照)

これらの理由から耐久寄りのプレイをしてるとジリ貧でいづれ全滅します。

なのでここはBBちゃんのアーツカードを多く選ぶようにして宝具回転率を上げていきます!

婦長は宝具を防ぐ役目があるので婦長とBBちゃんを積極的に守ります。

 

そうなるとマシュは…

お疲れ様でした!

 

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ここで遂に登場アンデルセン!!

BBちゃんの宝具回転率をあげるため

スキル3でスター補助したり宝具でHP回復させて耐久力を上げたりして1ターンでも多く生き延びるため手を尽くします。

 

 

そし…遂に…

 

 

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クリアです!!

 

以上、長かったですがここまで読んで頂き有難うございました。

 

114ターン…

自分が挑戦した高難度史上最長の戦いになりました。

 

まだ未クリアの方は普通にKP全開放でコンテなり令呪なり使って倒して下さいね(  ᷇࿀ ᷆ )

 

人類悪と真性悪魔について

今まで型月の考察はツイッターに上げてましたが文字数制限がだるくてブログに移行しました!ここでなら思う存分書ける(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

というわけで今回はFGOのCCC復刻をプレイして疑問に思った事をテーマに書きたいと思います(  ᷇࿀ ᷆ )

それは人類悪と真性悪魔の存在は同一なのか?

です!

この疑問は殺生院祈荒という人間がCCCルートでは真性悪魔、FGOルートでは人類悪に変生するという異なるルートを辿った事に端を発します。

 

まずBBちゃんはCCCルートのキアラさんは真性悪魔のなりかけだと発言しています。

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しかし下記ビーストIIIのプロフには原作CCCでの彼女は真性悪魔として変生したとあります

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プロフとBBちゃんの発言に食い違いがありますが恐らく厳密に言うとBBちゃんの発言通りキアラさんは真性悪魔に変生してはいないのでは?と思っています。

 

なぜなら自分の理解だと原作CCCでの彼女はBBちゃん、メルト、リップを取り込みムーンセルを掌握しアンデルセンの宝具で魔人化したとされています。(真性悪魔という単語自体出てこなかったはず)

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アンデルセンの宝具はその人物を「理想の姿」に強化することで、彼女の理想は言うなれば地球全ての知性体をテクノブレイクさせその絶頂を全て自分の快楽に変換する事です。(なんてド変態w) 彼女の本質はCCCでもFGOでも全く変わっていません。

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そんな理想は神にでもならなければ叶いません。キアラさんは理想の姿を神と定義したのだと思います。こうしてキアラさんは神に近い存在、人を超えた力を手にしました。これをCCCでは魔人化と呼称しています。

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あくまで神は人の想念から生まれる存在なので彼女は真の意味では神ではない。なので恐らくそれと区別するために魔人化という言葉を使ったのではと解釈してます。

さてここで真性悪魔の定義についてですがEXマテの定義を参照するとここでは魔人化は真性悪魔ではないと記載されています。

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じゃあなんで真性悪魔に変生なんてことになってるの!?

この理由について自分はこう解釈しています。

真性悪魔は人が人である前に存在していたもの。神が全知全能なら悪魔は人知無能の存在。人の理解の外の存在。ある意味クトゥルフの邪神の在り方に近い。

この真性悪魔が受肉するとこの宇宙が終わるくらいかなりヤバイ案件になるがその依り代となる肉体、例えば人間の身体を使って受肉しようものなら肉体が耐えられず霧散してしまうらしい。なので真性悪魔は受肉することは基本ない。といった感じの内容がEXマテに記載されてます。しかしCCCでキアラが魔人化し人では無くなった事、その目的も人の理解が及ばぬ狂気の沙汰。真性悪魔が受肉する条件が揃っていると言えるのではと考えました。あのまま岸波ハクノが倒していなかったから真性悪魔に変生していたのでは?魔人化は真性悪魔受肉の通過点の一つなのでは?と解釈しました。

なので真性悪魔のなりなけという表現になったのかなと。

 

ここまででCCCルートの真性悪魔変生の件について自分なりに解釈してきました。

 

次はFGO世界線のキアラさんについてですが元々こっちのキアラさんは良いキアラさんでした。

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しかし上記にある通り魔神柱ゼパルさんに善性を封じられてしまいました!

更にゼパルさんに様々な並行世界を見せられ終いには一番数奇な運命を辿ったCCCルートの自分と繋げられてしまいました。

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通常ならキアラさんの発言の「同じ運命を辿る」という意味をなぞると魔人化して真性悪魔になってしまうのでは?と思ってしまいますがFGO世界線のキアラさんはゼパルを介してビーストの存在、時間神殿での出来事を見聞きしており、あの時間神殿の戦いを是非体験したい!ビーストになりたい!と自ら願ったのが大きいところだと思います。元々彼女にはビーストIIIとしの資質!愛欲の理を持っていました。更にFGO世界線では既にビーストIとⅡが顕現しています。

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上記ギルの発言にもある通り人類悪が顕現しやすい環境も整ってました。これらの条件が一致し真性悪魔ではなくビーストⅢが誕生たのでは?と思っています!(厳密には羽化寸前のとこで倒したので人類悪のなりかけですが)

 

以上がFGO世界線のキアラさんの人類悪になるまでの流れですが。

ここで今回の疑問に戻ると

 

人類悪と真性悪魔の存在は同一なのか?

 

この疑問ですが答えは全く別物である!です!

ヤバさはどちらも同じくらいですがw 

そこに至る過程が全く違いしまたね。ただキアラさんが人類悪と真性悪魔どちらにもなれる資質を持っていたという稀有な存在であったといったところでしょうか。

 

真性悪魔についてはまだまだ情報が少なく不明点も沢山あるので今後の情報に期待するしかないですねぇ。

人類悪はビーストⅢの片割れとビーストⅤ以降の存在も気になりますね(  ᷇࿀ ᷆ )

前にツイッターでは言いましたがビーストⅢの片割れは愛歌ちゃんかなと(  ᷇࿀ ᷆ )

自己愛と他者愛

愛欲と恋欲(恋愛欲)

プロトタイプコラポ待ってます( n回目

 

さてさてここまで私の駄文にお付き合い頂き有難うございました!

ここまで自分が書いた考察はあくまで自分の個人的な解釈なので間に受けないで下さい。ほーこんな考えもあるのね程度に留めておいて頂けると嬉しいです。

また気が向いたら書くかもしれないのでその時はまた読んで頂けると嬉しいです。

ではここいらで失礼致します。