読者0太郎のブログ( ᷇࿀ ᷆ )

徒然なるままに…型月作品に関する考えを述べる

とっとこエヴァ太郎( ᷇࿀ ᷆ )

この読者0太郎のブログは型月関連の記事を主に書いています。

型月以外の記事をあげるなんて言語道断と以前の私は思っていました…しかしここで最初で最後の掟破りをさせて下さい!

昨日「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を見てしまったんです!!駄目なんです!!この場で思いの丈をぶつけさせて下さい!!おんぎゃああああ!!!

 

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トピック毎に考察だったり感想だったりが入り混じったカオスな内容になりますがそれでも良いと言う方だけ読んでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

①ゲンドウの目的ってなんだったの?

 

ゲンドウの目的は新劇でも他のルート(旧劇、アニメ、漫画)と変わらずユイとの再会でしたね…
破で登場したネブカドネザルの鍵は旧劇と名前変えてるだけでアダムの魂なき肉体と思われます。
新劇の場合は何故かアダムが4人いるからアダムスという呼称が正式ですね。
アダムス=神となればガフの部屋(魂が還る場所)への扉が開く。鍵はそうゆう意味としての揶揄かなぁと思います。
ゲンドウはアダムスと融合し覚醒した13号機(アダムスの生き残り)に搭乗し、使徒としてのアスカやリリスの分身たる覚醒した初号機などなどを用いてアディショナルインパクトを起こそうとしたのかなと。
これインパクト全般に言えることがですが発生条件やパターンが沢山あって分かりづらいです!その中でもアディショナルインパクトは一番条件が多くて分かりづらかったですね…ほにゅ〜🥺

今までの旧シリーズだとインパクトの最中に神の力がシンジに委ねられ、みんなLCLになって一つに溶け合おう新たな生命に進化しよう案を選びかけるんだけど、やっぱ思い直して進化はやめて元の人間の世界に戻ろう案をとるみたいな抽象的な感じだったんですが、新劇ではどうやらマイナス宇宙へアクセスして虚構ゆえになんでも創造できちゃう世界(神の世界)でその世界に入った依り代の願いを叶えるみたいな解釈に変わっててびっくりしました。
そこでシンジはネオンジェネシス(新世界の創造)でエヴァのいない世界を創造しちゃうわけですが。
旧シリーズの解釈よりしっくりきて自分はこっちの解釈が好きです。

 

②カシウスの槍って何だったの?

 

新劇で初めて登場したキーアイテム!カシウスの槍!ロンギヌスの槍とカシウスの槍、二つの槍で世界をやり直ーす!なーんて言われてほぁっ!?って最初はなったけど結局神の力に頼らず人間達だけの力で作り上げたヴィレの槍が大活躍したせいでカシウスはその影に隠れてしまいましたね…破のニアサーを止めたカシウスの槍。ロンギヌスの槍はアンチATフィールドの力を増大させ生命をLCLに変えてしまう力があるのでサードインパクトの儀式には必要不可欠でしたがそれを止めたカシウスの槍には逆の力が宿ってると推測されます。

そもそもロンギヌスの槍デストルドー、生命が生まれる以前の状態に還りたいという方向性、言い換えれば死に向かう力が宿るとされています。

カシウスの槍はその逆リビドー、生へと向かう力が宿っているのでは?と思っているんですが結局具体的に何ができるのか言及されずじまいでしたね😢

 

③ゼーレの目的とは?

 

ゼーレの目的もゲンドウと同じ補完計画ですがその内容は些か異なります。

彼らは新たな生命体への新生を望んでいます。

元々この地球の正当な支配者はアダムス(白き月)だからリリス(黒き月)から生まれた我々は偽者!だから一旦魂を白き月に還してそこからアダムスの子として生まれ直すんだ!

これがざっくりとした彼らの補完計画。

それがサードインパクトで果たされるはずでした。

ゼーレはQで目的は果たしたからあとは好きにしなさ~いって感じだった気がするのでサードインパクトでシナリオは完遂されたものと思っていました。
でも今作で加持がサードインパクトを止めたっぽい描写あったしサードも完全だったわけではないと思ったがゼーレの人類補完計画ガバガバ?大丈夫?って思ってしまいました。

 

④裏死海文書外典ってなんですか?

 

死海文書って旧シリーズだとアダムの民(白き月)が地球へ向かう長い旅の中、LCL化した自分達がどうゆう姿だったのか忘れないようにアダムの代表者たるカヲルくんが書き記したものだったと記憶してたんですが、色々未来のことやリリスロンギヌスの槍を突き刺してサードインパクトを起こしアダムへの贖罪としろみたいなゼーレの思想の根源ともなることも裏死海文書に書かれてたとしたらループ説が囁かれるカヲルくんがループするごとに裏死海文書に書き足してたりするのかなとか妄想が広がりました。
今作でも「円環の物語」とか言ってたしもうループしてるのは確実かなぁと思ってます。
そして旧作にはなかった裏死海文書外典なるもの、リリスとの契約が"掟の書"?、アカシックレコード的な意味合いを持つこの世界の全てがそこには記されている?"生命の書"、生命の書は"運命を仕組まれた"子供たちの名前が載っていると推測しました。カヲルくんもそこでシンジの名前を見つけたと言ってるし。
カヲルくんはゼーレの駒としてふるまうフリをして実はゼーレを操ってたのかなと。だとすると加持はゼーレとネルフの二重スパイだからカヲルくんのことを渚指令と呼ぶのも頷ける。加持はカヲルくんからこの円環の物語について聞かされていたからシンジに「葛城を守れ」とか色々アドバイスしてたのかなぁと直感ですが感じました。
ワンチャン加持もループしてる?とか勘ぐってしまいましたし😅

 

 

⑤アスカの名前の秘密

 

そしてなぜアスカが惣流ではなく式波だったのか…この謎も明かされましたね。
新劇の世界ではオリジナル(惣流)が恐らく何らかの理由で死んでしまった?パイロットとして使えなくなったから?
そこは定かではありませんが、弐号機はアスカの母であるキョウコの魂が宿っています。なのでそれを動かせるのはアスカだけ。代案としてクローン計画くらいあってもおかしくないかと思いました。

 

⑥14年後のシンジの周りの人物たち

 

新劇がQで急に14年後になり登場人物がみんな歳をとってしまったのが最初は困惑しましたが旧シリーズを良い意味で壊してくれる新しい試みが新鮮で僕は好きでした。
今回もケンスケやトウジやヒカリの14年後の姿を観れてもう思い残すことがありません😭😭😭

みんな無茶苦茶大人になってて(大人になるしかなかった)今のシンジとの対比がとても刺さりました。
第三村でシンジの心の再生と成長にかなりの尺を使ったことでラストの説得力が増して個人的には2時間半正解でした!!
黒レイがいちいち俺を泣かせにくる、、、やめろ、、、😭😭😭

 

 

ミサトさんは母親になれたよ

 

ミサトとシンジの関係が最高に最高でもう最高でした(語彙)

旧劇でのミサトとシンジの別れがどうにも救われなくて最後まで母親にはなれなかった、、、あのシーンは当時10代の僕にトラウマを植え付けました😡

しかし新劇では「14年」という時間のおかげで2人はまた向き合うことができました。

シンジがミサトの息子と会って少ししか話してないけどいい奴だったよ!別に泣くとこちゃうやろっていうなんて事ないシーンなんですけどねもう涙が止まりませんでした。ボロボロ泣くっていうよりツーって静かに泣くって感じでした。旧シリーズでも序破Qでも二人は幾度となく衝突してきました。ここですべてが報われました。ありがとう…ありがとう…

 

⑧マリの正体は?

 

そして一番はマリです!!!マリ!!おっぱいの大きなお姉さん!!
マリは漫画版の夏色のエデンに登場するユイの後輩が新劇のマリのモデルとなっています。
マリの目的がずっと謎でしたが冬月が口にしたイスカリオテのマリア(裏切りの聖母)で何となく分かりました。
冬月はエヴァの生みの親(聖母)とも言うべきユイも参加していた人類補完計画をマリが阻止するべく動いていたこと。ネルフを裏切りヴィレについたことを揶揄してそう呼びました。
マリが確か懐かしいねその名前的なことを言ってた気がするのでかなり前からマリはゲンドウ達と対立していた模様。
マリはユイのことが好きでした。そんな人を裏切ってまで乗るエヴァ。果たしたい目的とは?
ユイは初号機とのシンクロ実験の前にゲンドウのことを冬月に託した話は有名ですが、シンジのことを実はマリに託したのでは?
マリの目的はユイの約束を果たすこと=シンジを助け、見守ること。
ただそれだけのために動いていたのではないか? そう思えてなりません。
漫画版の最後でユイがシンジに言った「世界中の人たちの幸せをあなたが守るのよ」の台詞から
恐らくユイはシンジがエヴァに乗ることを予期していたのではないかと思います。
マリはユイの約束を果たし見事マイナス宇宙からシンジを助け出しました。
マリの円環の物語参戦は旧シリーズから新劇へのルート分岐の決定的な違いの一つだと思っています。

因みにシンジとマリのカップリングはナシ派です。
僕の中でユイはシンジの旧世界の母だとするとマリはシンジの新世界の母?的な感じです。

たかが大学時代に恋した人とした約束のためにその子供(他人)を無償で助けようとするぅ?
って思う方は冬月さんという例がいることをお忘れずに。
(まぁ冬月さんはゲンドウを支えるふりして苦しむゲンドウをみてニヤニヤする楽しみがあったので無償ってわけでもないが)

 

エヴァの呪縛について

 

Qでアスカが14年経っても見た目が変わらない件について「エヴァの呪縛」と口にしていました。
破で参号機に精神汚染されたアスカやニアサーを起こしたシンジくんに対し、リツコが「人に戻れなくなる」と口にしていることから
エヴァが人の理を超えようとした時に搭乗者に何らかの影響を与えるのではと推測しています。
マリもユイやゲンドウと同じ大学の後輩だったということを考慮すると彼女の年齢は40は超えていると思われますがあの容姿。
マリもエヴァの呪縛に囚われていると思われます。マリの初登場時は破でネルフユーロ支部エヴァパイロットとして仮設五号機に搭乗し第三使徒と交戦している様子が描かれました。
マリは夏色のエデンでユイと離れイギリスに留学すると言っています。
そしてリツコ達ですら知らないエヴァの裏技「コード:ビースト」を知っていることから推測するに
イギリスでかなり初期からエヴァの開発に携わっていたのだと推測できます。
ユイが初号機のシンクロ実験で命を落としたように、マリもエヴァの何らかの実験の被験者となり
その際にエヴァの呪縛に囚われたと考えても設定に不自然さはありません。

アスカしか動かせないはずの弍号機をマリが動かせたのも旧シリーズでカヲルくん(アダム)が弍号機を動かせたように、エヴァの呪縛(人の理を超えた力)のおかげやもしれません。案外アダムスに近い力を持ってたりするのかも。

そして加持との面識もあることから今思えばゼーレ寄りの存在でゲンドウの補完計画を止める名目で密入国したのやもしれませんね。
(ゼーレの補完計画とゲンドウの補完計画の中身は全く違うものなので)

 

 

⑩ラストについて

 

新劇のラストについてですが今までのエヴァシリーズと決定的に違うのはシンジが今までの”縁”を捨てたことだと思います。
カヲルくんがQで言ってた”縁”が君を導くだろうって台詞からも分かるとおりエヴァとシンジ他運命を仕組まれた子供達の縁、運命力というものは円環すればするほどシンジ達に収束していきます。
アニメ版や漫画版の最後にはその縁を使って自分に都合の良い新世界を創造したりしていましたね。
(旧劇はシンジくん殻を破りきれなかったので例外ですが)
今回はそのエヴァがあったからこそ繋がれた縁を全て捨てる。エヴァが最初からなかったことにしたい。という今までのどのルートにもないシンジの願い。これはループするカヲルくんの呪縛をも解くものでした。
だから新世界ではレイやカヲルやアスカ(エヴァという縁があったからこそ繋がれた人たち)とは他人です。
だからといってシンジは一人かと言えばそうではなく唯一その出来事を覚えてるマリがいる。
旧シリーズには全く登場しなかった物語を良い意味で壊してくれる新しいキャラクターをあえてシンジの傍においたのには意味があったのだと思います。

最初に戻るのではなく前へ進む。

4半世紀にも及ぶ物語はやっと幕を閉じました。

 

 

おまけ①

 

ここからはおまけでこれまでのサブタイトルの意味を僕の解釈で考察してみます!

 

:序 雅楽の楽章の構成手法としての「序破急」か序らきていると推測


:破 雅楽の楽章の構成手法としての「序破急」の破からきていると推測


:Q カヲルくんとシンジがピアノ連弾で披露したQuatre Mains(四本の手)という曲の頭文字と「序破急」の急とをかけてQというサブタイトルにしている?


:ll これまでのタイトルにコロンがついていることからあくまでエヴァのサブタイトル(言い換え)という意味合いが強いのでここではコロンから先の記号について考察する。演奏記号の終止線。曲の終わりを表す記号。すべてのエヴァシリーズの終わりともとれます。コロンも含めると演奏記号のリピート(繰り返し)ともとれるので裏の意味として繰り返される円環の物語の終焉といった思いもこめられていそうですね。

 

おまけ②

 

主題歌も私なりに考察してみました!

 

 

:序と:破の主題歌「Beautiful World」

 

序と破を通してカヲルくんが気に掛けるシンジ。
ループを思わせる台詞の数々。
一人称僕で相手のことをBeautiful boyと呼んでる。
このことからカヲルくんからシンジへの想いが込められた曲に私は聞こえました。

 

 

:Qの主題歌「桜流し


宇多田さんは脚本ちらっと目を通した程度でQの展開を知っているわけではない。そのうえで書かれた曲なので誰が誰に宛てた想いっていうのは基本ないとおもいます。
でも自分はニアサーで助けたはずのレイがいない自分1人だけ生き残ってしまったシンジからレイへの気持ちに聞こえました。

 

 

:llの主題歌「One last kiss」


ゲンドウからユイへの想いは映画の中で存分に語られているためユイからゲンドウへの想いは主題歌に込めたように私には聞こえました。
でも「私だけのモナリザ」という歌詞からマリからユイへの想いにも聞こえなくはないとも思ってしまいます。モナリザのモデルにはいくつかの説がありそれらの共通項に最愛の人、大切な人を描いた可能性が高いとされてます。
ダヴィンチは同性愛者だと言われてることから何かマリとも重なる気がしてどうしても引っかかるんです。いづれにしても神曲なので無限にリピートしちゃってます😭🙏