読者0太郎のブログ( ᷇࿀ ᷆ )

徒然なるままに…型月作品に関する考えを述べる

HF Ⅲ章アニメーションマテリアル考察おぢさん

遂に発売されましたねHF3章の円盤😭😭😭

映画館に足を運べなかった方はこの機会に是非HF完結編を堪能して頂ければ🙇‍♂️

さて、今回は初回盤に同梱されてるアニメーションマテリアルで飛び出した新設定について僕の考察?妄想?を長々と話していきたいと思います。

 

2つのトピックに分けてお話させて下さい。

 

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まず右に写る久遠寺有珠が関係してくる

「もうひとりの魔法使いユミナについて」

というトピック。

 

そして左に写っているゼルレッチが関係してくる

Fate世界と月姫世界の分岐について」

これが2つめのトピックとなります。

 

 

ではまずひとつめのトピックから。

 

 

 

 

もうひとりの魔法使いユミナについて

 

型月に登場する五つの魔法の使い手のうち第一魔法の使い手は長い間不明でした。
僕はその昔、第一魔法の使い手は魔術王ソロモンだ!なんてったって魔術の開祖的な存在だしね!
なーんてドヤ顔で考察ツイートあげたりしましたが去年の事件簿マテリアルを読んだとき
その鼻っ柱は見事なまでにポッキリと折れました。
第一魔法の使い手は西暦前夜に誕生したというのです。
しかもソロモン王は紀元前960年ころに死去とあります。

 

………

 


別人じゃん!!!

 

 

そして今回の一問一答の8問目の回答で僕は目をひんむきました。

 

 

時計塔に入るとき、魔法使いゼルレッチの存在は嫌でも耳にする機会が多い。
そして開位(コーズ)あたりまで階位があがってくるともうひとりの魔法使いユミナの名前を知るようになる。

 

 

わい「ぽぎ!?だれ???🍄さらっとなにいってんだ?しかもこれだけ?もっと情報よこさんかい!!!」

 

 

 

結論から言うと、ユミナは第一魔法の使い手であると私は思います。
なぜならユミナという言葉に聞き覚えがあるからです。
ユミナという言葉はあくまで私が知る限りですが2つの意味で使われています。
まずは時計塔の十二の科の一つである植物科、これがユミナと呼ばれています。
事件簿マテリアルに十二の科の呼び名はその創始者の名で呼ばれる(一部例外)とあります。
なのでこのユミナという名前の魔術師(魔法使い)は確かに存在したと言えます。
そしてもう一つは魔法使いの夜に登場する久遠寺有珠というキャラの魔術系統がユミナと呼ばれています。(魔法使いの基礎音律参照)


そして有珠はプロイキッシャー(童話の怪物)と呼ばれる使い魔を使役する典型的な人形師。
そのプロイキッシャーは魔女の系譜から代々受け継がれている使い魔でありその中でも
初代の魔女が生み出したとされる3体のプロイキッシャーはグレートスリー(3つの奇跡)と呼ばれています。


その特性として作中では


「第一(はじまり)より別たれた、この世で最も大きな虚構」


とあります。


魔法使いの基礎音律で🍄からは魔術と魔法の関係ぶち壊し、なーんて言われてます。
確かに人間の科学で再現できない結果を魔法と呼ぶのなら童話に登場する空想上の怪物を現実に生み出してしまうなんて最早何でもありすぎて笑けてくる。魔法以上に魔法らしいと言わざるおえません。

このプロイキッシャーを生み出した最初の魔女がユミナであると。
そしてこの唯一無二の魔術特性から魔術系統に創始者である本人の名前ユミナが使われたのでは?と思います。
そしてそのユミナという人物は第一魔法を使う魔法使いで植物科という時計塔の学科を創設した人物でもあると。

 

 

 

因みに第一魔法とは一体何の魔法なのかって話なんですがその設定はまだ明らかにはなってません。
自分の予想だと昔、Twitterでも言いましたがエーテル(第五架空要素)という架空のエネルギーを生み出したことなのでは?と思っています。
FGO1部でダヴィンチちゃんは神代の魔術は真エーテル(第五真説要素)で成り立っているのに対し、西暦以降の魔術はエーテル(第五架空要素)という人工的に生み出されたエネルギーを使っていると言っていました。


FGOや事件簿マテリアルでも言われていますがソロモン王の死をきっかけに神代が終わりを迎えこの世界から真エーテルが消えていったととされています。
これはギルガメッシュも言っていた「人」の時代がきたということに他なりません。
人が「霊長」としてこの世界に君臨したから旧世界のルール(真エーテル)なんて壊しま~すってことなんでしょうね。

 

その失われゆく神秘を嘆いた魔女ユミナが架空の童話の怪物を現実に生み出したように真エーテルに代わる架空のエネルギー(エーテル)を生み出したのでは?と考えています。


無から有を生む魔法。
ホロアタでバゼットが言っていた「無の否定」。
「はじめの一つは全てを変えた」(魔法使いの夜の作中の魔法の説明)
正にそれが第一魔法なのでは?と私は思います。

 

因みにここから魔女との設定について大いに妄想します!
魔女ユミナはは神秘や奇跡を人為的に起こす「魔術」を行使した初めての人間なのではないか?

ソロモン王は魔術を広めた、一般化したというイメージで初めて魔術を行使した人間は他にいるのでは?
魔術を初めて行使した一族を総称して「魔女」と呼んでるのではないか?というのが私の妄想です。
🍄が魔法使いの基礎音律で魔女という存在が一体何のかは後々…みたいなこと言ってたから魔法使いや魔術師と区別して魔女と呼ぶのには何か深い理由があるのではなかろうか?

 

 

 

以上、ひとめのトピックは終わりです。

以下、ふたつめのトピックについてお話しします。

 

 

 

 

Fate世界と月姫世界の分岐について

 

 

今回の一問一答の8問目の回答の中で🍄と社長はこんな会話をしていました。

 

社長:ゼルレッチってFate世界でも吸血種なの?
🍄:いんや違う。不老不死的な属性は変わらないけど。

わい:!?!?!?!?!??!!!!!!!!

 

これはFate世界と月姫世界の分岐を考察する上でとても大きなヒントとなるのでは?

カルデアエースVol.1が発売した頃の竹箒日記やFake作中でも明かされた
月姫世界とFate世界では前提が大きく異なるという設定。
簡単にまとめると以下になります。

 

Fate世界
・英霊をサーヴァントという自立した使い魔として使役可能
死徒の頂点「死徒二十七祖」という枠組みは存在せず、死徒は「月姫」世界ほど強い力を持てない。

 

月姫世界
死徒が強い力を持った世界。死徒の頂点「死徒二十七祖」という枠組みが存在する。
・英霊という強大な概念をサーヴァントという自立した使い魔として使役することは不可能。

 

いうなれば
英霊は人類史を肯定するもの、人類の味方
死徒は人類史を否定するもの、人類の敵対者

 

よく分かんないなって方はFate世界は英霊が主役で月姫世界は死徒が主役みたいなイメージをもってもらえれば。
注:竹箒日記ではFakeは英霊と死徒が共存するどちらもアリな世界
  FGOはどちらとも言えない世界?とされている。ややこしいな…

 

今まで型月作品に登場したキャラで
Fate世界と月姫世界で設定に違いがあるものについてここで列挙してみます。
(これが全てではありません)

 

ミハイル・ロア・バルダムヨォン
Fate世界(カルデアエースVol.1に収録されている英霊伝承異聞)
→タランテラという魔術師あがりの死徒として登場。竹箒日記によると「とある真祖の姫との出会い」がなく祖の一人に数えられるだけの実力もない。お得意の転生の秘術も劣化したものとなっていると語られている。

月姫世界(同人版月姫の本編) 
→「とある真祖の姫との出会い」で強力な死徒となる。「無限転生者」「アカシャの蛇」なんて呼ばれて聖堂協会からも一目置かれている。二十七祖の一人として数えられるが、二十七祖の連中からしたらお前と同類なんてごめんだってな感じで序列としては二十七祖 番外位という形に落ち着いている。

 

②ズェピア・エルトナルム・オベローン
Fate世界(ロード・エルメロイII世の事件簿、FGO六章)
→アトラス院の院長に就任しズェピア・エルトナルム・アトラシアとして登場。死徒化しているものの初代院長が辿り着いた人類滅亡の未来を回避するという命題は諦めてはいない模様

月姫世界(メルブラ
→アトラス院の院長には変わりないがこちらは人類滅亡の未来を回避を諦め、遂には発狂。自身をある特定の条件を満たすと発生する固有結界へと姿を変え、祖の一人として名を連ねる。死徒二十七祖 第十三位ワラキアの夜

 

グランスルグ・ブラックモア
Fate世界(事件簿マテリアル)
死徒のオリジナルとも言える存在、朱い月を主と仰ぐ魔術仕上がりの死徒。しかし朱い月とゼルレッチの激突により朱い月が滅ぼされてしまったことで半ば自暴自棄に陥り、ふらりと現れた聖堂協会の代行者によって滅ぼされてしまう。(西暦300~500年ごろ)
 
月姫世界(キャラクターマテリアル)
→こちらの世界でも朱い月とゼルレッチの激突により朱い月が滅ぼされてしまった。にもかかわらずこちらでは超元気。現代まで存命。月姫2に登場する気満々!!死徒二十七祖 第十六位黒翼公。口ぶりから察するに朱い月復活の可能性ありってマ?

 

 

以上、3人の死徒について紹介しました。
これに今回のゼルレッチの新設定を加えると新たな仮説が立てられそうです。

 

④キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグ
Fate世界(Fateの色んな作品)
→第二魔法の使い手、西暦300年頃、朱い月と激突しこれに勝利。不老不死ではあるが死徒ではない。←NEW
 
月姫世界(月姫歌月十夜、キャラクターマテリアル)
→第二魔法の使い手、これまた朱い月と激突しこれに勝利。しかし相打ちで噛まれてしまい死徒化。これの影響で全盛期ほどの魔術行使が不可能になり、見た目も老け込んでしまう。更には二十七祖入りも果たす。でも基本人間の味方。

 

今回のHF Ⅲ章のアニマテでゼルレッチはFate世界では死徒ではないことが明かされました。
これは朱い月との戦いは相打ちで噛まれることなく完勝したということに他なりません。
ここからは自分の主観も大いに入っていますが、月姫で語られるゼルレッチVS朱い月は
ゼルレッチがお前気に入らね~的な感じで喧嘩を売った。ゼルレッチ個人VS朱い月のイメージです。
しかしHFⅢ章のアニマテには魔術世界を束ねて戦った魔法使いという言い方に変わっています。
そして事件簿マテリアルには朱い月との戦いの爪痕は大きく魔術協会は衰退したと表現されています。
これらの表現からFate世界のゼルレッチVS朱い月はゼルレッチ+魔術協会VS朱い月だったのでは?
なのでゼルレッチ勢が優勢となり朱い月に完勝できたと。

 

ここで③のブラックモアの2つの世界での差を思い出してみましょう。
Fate世界のブラックモアは朱い月が滅ぼされてああもうだめだ俺生きていけねぇ状態になっているのに対し、月姫世界のブラックモアは現代まで生きておりしかも超元気。

 

この差は朱い月がゼルレッチを死徒化できたか否かの差ではないのか?
つまり死徒二十七祖という枠組みが完成できたか否か。

 

そもそも朱い月の目的は月姫読本で語られている通り
地球の支配者になること。大まかな流れはこう。

 

 


朱い月は元々、月の支配者(アルテミットワン)
月は生物がいなくなり住めなくなったから地球に移住したい。

その頃地球では「人間」が誕生。
地球くんは「なんだこの生物怖い…やばそう…」

朱い月「地球くん、そんなに心配ならいざというときのために人間を律する存在を作っておかないかい?」

星としての自衛手段を持たない地球くんはその案に賛成。
朱い月をモデルとした「真祖」という精霊(星の触覚)が生み出す。

朱い月は地球外の生命体なので地球に移住してもいづれは抑止力に排斥される可能性が高い。
なので地球で活動するための「器」候補として真祖を作らせた。
死徒二十七祖もその試行錯誤の過程で生まれたとされる。
しかし結局、自分の後継たる器が誕生したのは、朱い月が滅ぼされた1000年近く後であったとさ〜

 

 

 

 

 

この情報を前提にもう一度2つの世界の差異について考えてみましょう。

Fate世界には月姫世界には存在する死徒二十七祖という枠組みが存在しないとハッキリ明言されています。
つまりそれっていいかえると死徒二十七祖という枠組みができる前に朱い月が滅ぼされてしまったということでは?

 

 

この死徒二十七祖という枠組みが人類史を否定する、人類を「霊長」の座から引きずり下ろすためのカウンターなのではないか?
もう一度言いますが朱い月の目的は地球の掌握。そのためには霊長(生物の頂点)に君臨している人類が邪魔。
人類を霊長たらしめている、地球を覆っている人理というテクスチャ(アポクリファの邪竜曰く)を取っ払いたいと考えている。

 

そのための死徒二十七祖という概念。死徒という人類史を否定する者たちの存在強度をあげるための枠組み。
昔から疑問でした。なんで死徒じゃないやつまで二十七祖に名を連ねているのかと。。。
死徒二十七祖という枠組みは死徒に限らず人類史を否定する存在。
人類の敵、吸血種、不老不死この条件を満たしてかつ朱い月に認められさえすれば実は誰でもいいのではないかと。人類の敵連合軍!みたいなイメージ!

現にゼルレッチは人類の味方だけど朱い月に死徒にされ無理矢理二十七祖の枠組みにねじこまれました。本人の意思とは関係なく朱い月に認められさえすれば良い。月姫読本には代替わりした祖もいるようなので朱い月が認めるor現在の祖を滅ぼし祖の座を奪う。のどちらかが祖へ名を連ねる条件なのだと推測します。

 

朱い月の目的は死徒二十七祖という枠組みを完成させ死徒の存在強度をあげ人類史を否定すること。

それが成功してまった世界が月姫世界。

 

失敗してしまった世界がFate世界
Fate世界ではその枠組みが完成する前に朱い月とゼルレッチと激突し志半ばで朱い月が滅ぼされてしまったのでしょう。

 

Fate世界のブラックモアは死徒二十七祖ができる前に朱い月が滅ぼされたことで死徒の滅びの運命を悟ったのかもしれせん。

 

以上、駄文ではございましたが私の考察でございました~

他にも脱線して色々話したいこと沢山ありますが長くなってしまったのでここまで。。。